塗料や印刷インキの外観および性能は、その組成成分、特に流動・分散を制御する添加剤に大きく依存している。そんな中、寧波イノファームケム株式会社が提供する高微細有機ベントナイト添加剤が、処方の新たな可能性を拓いている。微淡黄色の微粉末として供給される同製品は、優れたレオロジー制御と最終製品品質の向上を両立する。

塗料においては、有機ベントナイトの導入により、粘度とチクソトロピーの兼ね合いが最適化される。垂直面での垂れを抑えつつ、塗布時の均一な伸びを確保するため、理想的な粘度域の維持が不可欠だ。有機ベントナイトは液相内でゲル状構造を形成し、顔料を均一に分散・懸濁させ沈降を防ぐことで、保管途中における色ムラも解消。これにより缶詰め状態から塗膜形成まで一貫した性能を維持できる。

印刷インキでも同様のメカニズムが働く。転移性、ドットゲイン、印刷濃度はすべてインキの流動特性に左右され、有機ベントナイトは適性粘度域に制御することで、版から基材への滑らかな転写を実現する。加えて、顔料の分散状態を安定させることで、プリントヘッドの目詰まりを回避し、鮮やかでシャープな印刷結果を持続させる。

決め手は“高微細”である点だ。粒径の微細化により分散性が飛躍的に向上し、クリアコートや透明インキでの透過率低下を最小限に抑えられる。さらに少量の添加で高い効果を得られるため、コストパフォーマンスも良好だ。

乾燥塗膜や印刷層の機械的特性にも貢献しており、硬度、耐擦傷性、耐薬品性の向上によって耐久性を高める。配合技術者が「より塗りやすく、より長く美しい塗膜・印刷膜」を目指す際、同社の先進有機ベントナイト添加剤は欠かせない選択肢となっている。