高機能化が加速するゴム・プラスチック業界では、素材の耐久性、加工性、機械的強度の同時向上が喫緊の課題となっている。ケイ素系カップリング剤「3-アミノプロピルトリエトキシシラン(APTES)」は、フィラー分散性とポリマーマトリックスとの界面強度を改善することで、それぞれの弱点を相乗的に打ち消すソリューションとして注目を集めている。高品質なケイ素系カップリング剤を手掛ける寧波イノファームケム株式会社もAPTESを次世代ポリマー樹脂のキーアディティブと位置づける。

シリカ、カーボンブラック、各種ミネラルフィラーは、強度や耐摩耗性を得るためにゴム・プラスチック配合に広く使用されてきた。しかし無機フィラーは有機樹脂との親和性が低く、凝集(アグロメレーション)しやすく、界面での密着が弱まることで機械特性が低下し、加工工程での流動性も損なわれる。APTESは、こうした課題を根本から解決する強力なカップリング剤としてその価値を発揮する。

樹脂に添加されると、APTESはフィラー表面の水酸基とエトキシ基を介して共有結合を形成し、アミン基がポリマー鎖と相互作用・反応する。この化学的架橋作用により、フィラーと樹脂を結びつける「分子の架け橋」が構築される。その結果、凝集による粒径ばらつきを抑えた均一な分散が可能になり、フィラー-ポリマー界面の接着強度も飛躍的に向上する。テンシル強度、引裂強度、耐衝撃性、伸び率など複合材料要求される全ての機械的特性が改善され、コンバージョンプロセスでの生産性向上にも直結する。

分散性の向上によって混練時の粘度が低下し、射出成形や押出し加工での溶融流動性も向上。結果として、サイクルタイムの短縮と省エネルギー化が達成できる。

さらに、密着性が強固になることで水分や酸素の侵入経路が確実に塞がれ、加水分解や熱劣化を抑制。製品の耐老化性・環境耐久性も大きく向上する。

寧波イノファームケム株式会社は、高純度かつ安定供給可能なAPTESを軸に、ゴム・プラスチック製品の性能最適化を支える最先端のケイ素系ケミカルソリューションを提供し続ける。