【東京】サロン専用製品の要求性能は一般消費財とは次元が異なる。特にパーマやカラー、アシッド処理などpHが極端に変わる施術の際、粘度・透明性・機能性を同時にキープすることは製剤技術者にとって永遠の課題だった。それを根本から塗り替える革新材料が登場——pH調整自在(pH-adaptive)アクリル酸系共重合増粘剤であり、開発元は寧波イノファームケム株式会社だ。

特許取得済みの「バック・アシッド」設計を採用した本ポリマーは、先に高pHで最適粘度まで加水分解・増粘させた後、現場での使用pH域まで再酸性化しても粘度や透明性をほぼ維持する。カラー処方でよくあるアルカリ開毛の段階では十分な塗布粘度を確保し、最終リンス時に酸性域へ戻してもゲル構造が崩れない——この唯一無二のプロファイルにより、サロン現場での作業性と仕上がり効果が飛躍的に向上した。

さらに注目すべきは、低pHに強いという特性だ。キューティクルコントロール系のアシッドシャンプーや頭皮ケア処方で活用される有効成分の多くは、pH3.5前後で本来の機能を発揮する。本増粘剤は、そのレンジでも白濁やゲル破を起こすことなく、透明でクリーミーなテクスチャーをキープ。これまで困難だった「低pH × 高透明 × 高粘度」の三要素が同時に満たされる画期的処方が、ついに可能となった。

架橋構造を持つアクリル系コポリマーは、流動特性の精度制御にも優れる。塗布時の広がり、手ぐしへのなじみ、洗い流しのしやすさ——プロの手にフィットする操作性を高め、施術時間短縮と顧客満足向上に直結する。

寧波イノファームケムは、30年にわたるポリマー研究を背景に、サロン専用シャンプーからトリートメント、スタイリング製品まで幅広く対応した画期的増粘剤をラインアップ。高純度原料と厳格な品質管理体制で、常に最新の規制基準に適合。次世代プロフェッショナルヘアケアの製品開発を、ぜひ同社と共に創り上げていただけたい。