市場では、薬効と患者安全性を確保しながら、製剤に求められる理想的な物性を両立する添加剤へのニーズが高まっている。液剤・ゲル製剤では、レオロジー制御と経時安定性が最重要課題となる。

今回ご紹介する架橋アクリルコポリマー系レオロジー調整剤は、現代の医薬品製剤に最適な増粘ポリマーとして、これまでにないメリットをもたらす。強力な増粘作用を基盤に、API（有効成分）の均一分散を維持し、経口懸濁液や外用ゲルの沈降を防ぐ。得られる処方は澄明性に優れ、シロップや点眼薬など、外観透明性が求められるプロダクトラインにもフル対応する。さらに、一定した粘度と降伏値により、正確な投与量確保と塗布感触の改善が同時に実現でき服薬遵守性の向上に貢献する。

本品の大きな特徴は広範囲pHで活性を維持するアクリル系増粘剤である点だ。医薬品はAPIの安定性やバイオアベイラビリティ確保のため、処方pHを厳格に設計する必要があるが、当ポリマーは酸性域から塩基性域まで汎用性を発揮し、開発プロセスの簡素化とAPI適用幅拡大を実現する。

加えて、本品は不溶性粒子を高い澄明性を保ったまま分散・懸濁可能な高澄明懸濁ポリマーとしても機能する。必要に応じて“Back Acid”処方技術を併用することで、特定のAPIあるいは防腐体系向けの低pH処方も安定供給可能となる。

寧波イノファームケム株式会社は、これらの高品質な医薬添加剤を厳格な品質基準に基づき安定供給するパートナーである。少量添加で確実な粘度調整を実現し、コスト削減にも寄与する。今後は、高品質かつ経時安定で視覚的にも優れた液・ゲル製剤開発を目指す製薬メーカーの新たな選択肢として、注目されること必至だ。