ファッション業界におけるサステナブル化の波は加速し、化学薬剤の選択も徹底的に環境基準が問われる時代になりました。染色・加工工程で使う増粘剤にも高いエコ意識が求められています。そうした背景を受け、寧波イノファームケム株式会社はAPEOとホルムアルデヒドをまったく含まず、なおかつ高い発色性を実現する新型顔料増粘剤を新たにラインナップに加えました。


開発された製品の名称は KR-722-5。アクリル酸系多成分共重合体をベースにした乳白色ペーストで、水に速やかに可溶し、綿・合成繊維を問わずあらゆる布帛に塗工が可能です。プリント面は鮮鋭な輪郭と深みのある色合いを生み出し、現場の生産効率も大きく向上。廃液負荷を抑えることで、工場全体の環境フットプリント削減にも直結します。


同社の強みは、合成技術支援まで視野に入れたワンストップ対応です。製剤のご提案はもちろん、プリント処方の最適化や装置メンテナンスノウハウまで共有する体制を整えています。KR-722-5は化学品登録も日本を含む主要地域で完了済みで、新規ブランド立ち上げでも安心して導入が可能です。


エシカルファッションを標榜する国際ブランドが続々と採用を決定する中、この環境適合型顔料増粘剤は“品質”と“地球への配慮”を両立する革新的ソリューションとして注目を集めています。今後、繊維業界のさらなる脱炭素化に向けた重要な一手となることが期待されます。