ファッション先進国日本が注目する布帛仕上げ(ファブリックフィニッシング)の最前線は、高分子化学の革新によって急速に進化している。微細な柄再現と快適な風合いを両立させるには、先進ポリマーの戦略的な応用が欠かせない。本日、実波イノファームケム株式会社は、そうした高分子科学の集大成ともいえる新製品「Pigment Printing Thickener RW621X」を正式リリースした。


RW621Xは、繊維用顔料プリントの厳しい要求に応えるアクリル系重合体増粘剤。特殊設計された高分子鎖がレオロジー(粘度挙動)を精密に制御し、印刷ペースト内で均一な粘度を保持。これにより鮮明な柄再現を実現し、にじみや輪郭のぼやけを抑制。設計通りの鮮やかな発色が得られる。


増粘性だけでなく、仕上がりの風合いと耐久性に与える影響も大きい。従来の増粘剤がもたらしがちな硬いツルツル感とは対照的に、RW621Xは柔らかで上質な手触りを残すため、高級衣料やインテリアファブリックにも最適。視覚的・触覚的両面で消費者満足度を高める。


同社は合成アクリル系重合体プリント剤のリーディングサプライヤーとして、RW621Xに高い化学的安定性と汎用性を付与。多彩な繊維用薬剤との組み合わせも容易で、既存ラインへの組み込みもスムーズ。常時安定した品質を量産ロットに広げることができ、現場の再フォーミュレーション負荷を削減する。


RW621X導入により、品質向上と持続可能性の両立が可能に。合成高分子技術を駆使した革新的ファブリックフィニッシングは、世界的に高まる高機能・環境負荷低減繊維への需要に確実に対応する。量産品質の維持とコストパフォーマンスを重視する日本市場でも注目を集める。RW621Xのご試用・ご購入については、同社営業窓口までお問い合わせを。