繊維プリント工程で高品位な仕上がりを連続的に得るためには、ペーストのレオロジーが決め手となる。寧波イノファームケム株式会社は、プリントペーストの性能を最大化する高濃度顔料プリント用増粘剤「Sylic® 318B」をリリースした。


アクリル系高分子で設計されたSylic® 318Bは、少量でも高い増粘性を発揮し、滑らかなペースト形成と優れた作業性を両立。ロータリー・フリーフォームの両スクリーン方式に対応し、均一な塗布性とシャープな輪郭、鮮やかな発色を多様な生地に届ける。レオロジーを一定に保つことで、メッシュ通過を妨げる詰まりや斑ムラを抑え、安定稼働を可能にする。


さらに、Sylic® 318Bは複雑なレシピにも負けない電解質耐性に加え、各種バインダーとの高い親和性を誇る。これにより工場側の生産プロセス設計の柔軟性が増し、性能のみならず安心して使い続けられる添加剤としての地位を確立した。環境面でもホルムアルデヒド・APEOフリー。次世代繊維製造における「高機能」と「サステナビリティ」を両立する選択肢として、同社は現場のプロフェッショナルに向け幅広く提案していく方針だ。