布帛に繊細な透け模様を生み出すデヴォレ加工は、最新ファッション・インテリア分野で注目を集めています。その性能を左右する化学助剤の選定が鍵となります。今回、寧波イノファームケム株式会社は、高い要求性能に応えるMF-20 バーンアウトパウダーを市場投入。コットン・TC・TR など各種混紡素材への精密なカーボナイゼーションを可能にしました。

加熱処理により、繊維中のセルロース系素材(綿等)を選択的に溶解・除去。PET などの合成繊維のみ残すことで、独特な透けパターンと深みある質感を同時に引き出します。製造ラインに導入しても、アフターウォッシュが簡易で後処理の省力化が図れ、大幅な生産効率向上につながります。

最大の利点はポリエステルへのダメージが極めて少ない点。加工後も機械的強度や色調保持が良好で、高品質な製品が長期にわたって美観を保てます。また、MF-20はバーンアウトペースト(MF-65系など)及び各種補助剤(例:MF-15)との相性が優れ、均一な浸透性によりロット間のバラつきを最小限に抑えます。

酸性難染分散染料を併用すれば、焼き抜け部分へのカラーリングも実現。コントラスト豊かな二色/多色柄で高付加価値を付与できるため、デザイナーの創造性を広げます。

焼き残しや布地黒変などのトラブルも同社のテクニカルサポートで解決。見積もり、サンプル提供、安定供給も日本向けに整備済み。デヴォレプリントの次世代基準となるMF-20を、ぜひ生産ラインへ導入ください。