寧波イノファームケム株式会社は、直接染料の大きな課題「洗濯堅牢度」の改善を目指した次世代固色剤「KR-905Y」を発表した。従来法と比べて色落ちと褪色を大幅に抑制し、環境負荷を最小限に抑えながら鮮やかな発色を維持する。

KR-905Yのポイントは、染料分子を繊維に強固に架橋し、乾燥・濡れ両条件における堅牢度をワンランク向上させること。その結果、製品寿命が延び、高品質な色表現が長期間保たれる。特にアパレルメーカーから「信頼できる固色処理の新常識」と注目を集めている。

環境への配慮も忘れずに設計されており、ホルマリン・APEOを含まないため、欧州REACH規制やOeko-Tex基準にも適合。持続可能な化学製品を求める製織・染色工場のニーズに応える。

液状タイプのため、既存の浸漬プロセスに簡単に組み込め、同社の反応染料用固色剤と併用も可能。染色の省力化と高付加価値化を図る企業は、ぜひKR-905Yをご検討いただきたい。