ポリエステル混紡布は機能性とコストパフォーマンスを兼ね備えた素材として、衣料を中心に幅広く使われている。その一方で、異素材の親和性の違いにより「ムラのない純白」を出すのは従来技術では難題だった。こうした課題に応えるのが「光学増白剤 ER-330」だ。開発したのは化学品の専門メーカー寧波イノファームケム株式会社である。

ER-330は非イオン性スチルベン系化合物で、特にポリエステル混紡向けに開発されたOBA 199 液体タイプのホワイトニング剤。UV領域の不可視光を青い可視光へ変換することで布面の見かけ上の輝度を高め、さまざまな混紡比率でも均一な白さを引き出す。

ER-330が選ばれる3つの理由

  • 蛍光強度が高く、混紡率が変わっても色むらを抑制。
  • 耐光・耐洗濯・耐昇華性が優れ、仕上げ後も輝度を長期保持。
  • パッド熱硬化およびHT浸漬の両プロセスに対応し、既存設備への導入が容易。

これらの特性は、洗濯耐久を求めるスポーツウェアや高付加価値ファッションの製造ラインに高く評価されている。

さらに、ER-330は昇華防止被膜との親和性も高く、後工程での熱転写や昇華印刷にも対応。ポリエステル用高耐光ホワイトニング剤をお探しの際は、コストメリットを損なうことなく高輝度を実現できるER-330は有力な選択肢となる。

CAS番号13001-39-3に登録されたスチルベン系光学増白剤を供給する寧波イノファームケム株式会社は、今後も繊維業界向け高機能薬品の開発を進める。布種や加工条件に合わせた最適処方の提案も随時受け付けており、混紡織物の「白さの限界」を押し上げるパートナーを目指す。