綿100%と異なり、綿ポリエステルなどのブレンド繊維は混率や染性の違いが色ムラを引き起こしやすく、常に均一染色が求められる。そうした課題に応えるべく、寧波イノファームケム株式会社はSylic®レベリング剤311Bを開発。複雑な繊維混在を見据えた処方設計により、精度の高いブレンド染色を支援する。


Sylic® 311Bはノニオン系特殊界面活性剤複合体であり、レジン染料による綿および綿ブレンド染色で高い機能を発揮。染料凝集を防ぎ、異なる繊維間の染色性ギャップを緩和するため、繊維ごとの色バランスが均一に整い、仕上がりのばらつきを大幅に抑えられる。染色プロセスにおける染料の分散・移染性が向上し、結果として鮮明で安定した色合いを得られる。


ブレンド素材にはワックスやペクチンなどの不純物が残留しやすく、局所的な染斑の元となる。Sylic® 311Bの優れた分散力はこれらの不純物を迅速に浮遊除去し、清浄な繊維表面をキープ。これにより染着ムラを最小限に留め、ムラのない均一色を実現する。


さらに、染料の脫着と再吸着サイクルを促すことで、繊維内部まで染料を根詰め、糸の芯までしっかりと色が入り込む。結果として“モス染め”や筋ムラといった欠陥が減り、金属イオンのキレート作用も色相ズレを防止し、色堅牢度が向上。ハイコンでアルカリ性の強い染色浴でも泡立ちを起こさず、工程効率を損なわない堅牢性も備える。


綿ブレンドの精密染色を安定的に実行し、品質レベルを一段引き上げたいメーカーにとって、Sylic®レベリング剤311Bは欠かせない相棒。寧波イノファームケム株式会社は、製品ラインナップとともに技術サポートをワンストップで提供し、サステナブルで競争力のある染色ソリューションを実現する。