衣服の染め直し工程で使われるホルムアルデヒドなどの有害物質をゼロにする取り組みが加速している。寧波イノファームケム株式会社は、アクリル系重合体のホルムアルデヒドフリー固色剤を主力製品として展開し、従来の高い機能性を維持したまま環境安全性を大幅に向上させた。

同社の新製品は水、汗、光に対する高い堅ろう度を確保しながら、製造現場での作業者安全と地球環境の負荷低減に貢献する。染色・プリント工程でのホルムアルデヒドゼロを実現することで、地球に優しいだけでなく、最終製品のアイロンなど日常での色落ちリスクも低下する。また国内外の厳格な化学物質規制を先取りした処方設計のため、ブランドのイメージ向上も期待できる。

既存設備への導入もスムーズで、価格面でも従来品との大幅なコスト増を押さえた競争力のある条件を提示。同社は今後も日本・アジア・欧米の繊維メーカー向けに技術サポート体制を強化し、ホルムアルデヒドフリー時代への移行をトータルで支援するとしている。