コットンなどのセルロース繊維向け染色において、鮮やかな色再現と相応の堅牢性で高い支持を受ける反応染料・硫化染料。しかし濃色系では、濡れこすり牢度の確保が定番の難題となり、染料の固着不良に起因する色移りは製品品質の印象を大きく左右する。こうした課題を打開するには、化学補助剤による革新的な染料固着技術の進化が不可欠だ。


このニーズに応える、寧波イノファームケム株式会社開発の濡れこすり牢度向上剤「SM-2020」。水性ポリウレタンポリカチオン化合物に特化した本製品は、反応染料・硫化染料で染めたセルロース繊維の濡れこすり牢度を格段に高める。繊維表面の官能基と架橋反応を起こし、耐久性に優れた薄膜を形成することで染料を確実に固定。漆黒、鮮紅、ターコイズブルーといった高負荷色でも、牢度を1〜2グレード向上させる実証データが得られている。


パフォーマンス向上はもちろん、環境との共存も視野に入れた設計が特徴だ。EU規制100基準に準拠し、APEO・ホルムアルデヒド・重金属を一切不使用。地球に配慮した深色系用濡れこすり剤として、厳しい環境規制にも柔軟に対応できる。さらに染色布のタッチや色相を保持したままソフトな風合いを実現し、色の深みや鮮度を損なうこともない。


寧波イノファームケム株式会社は信頼のサプライヤーとして、SM-2020の安定供給を実施。染色・仕上げ工程に本剤を導入することで、優れた色牢度による付加価値向上だけでなく、現場作業性の効率化も期待できる。SM-2020で新たな色表現と耐久性を追求し、反応・硫化染色の未来を拓こう。