スポーツウェアから高級生地まで、天然繊維（ウール）と合成繊維（ナイロン）が同一商品に組み合わさるケースが急増している現在、各繊維の性状差による「ムラ染め」「染斑」は品質リスクの最たるものだ。こうした課題に真正面から応えるのが、寧波イノファームケム株式会社が開発したレベリング剤「Sylic D2120」である。


同製品は非イオン系で、酸性染料との親和性が極めて高く、低温からの徐放性を発揮。染料分子の吸引速度を緩やかにコントロールすることで、ウールの段階染めやナイロン織物の一浴染色でも色ムラやバレーを根絶する。バッチの再染削減、廃液削減、さらには発色濃度の向上が同時に実現できるため、コストダウンと環境負荷低減の両立が可能だ。


既存生産ラインにそのまま導入できる高い汎用性、そして高い染料移行性を背景に、鮮やかで耐久性に優れた仕上がりを安定供給できる。これまでも最適なレベリング剤を探し求めていたメーカーは、同社の豊富な現地サポート体制と共に、Sylic D2120を「次の標準」として採用するフェーズに入っている。