産業界のサステナビリティ注目 – 内燃機関から排出される使用済みエンジンオイルは、リサイクルにとって巨大な資源だが、再精製の最終段階で残留する異臭や微細な汚れが品質を左右する。こうした課題に対して、寧波イノファームケム株式会社が特化した脱臭シリカゲルを提供。高い吸着性能で臭気を根源から奪い、再生オイルを市場向けに格段に魅力的な製品へと変貌させる。

再精製工程は、前処理・蒸留・精製の多段階を経て完成するが、最後の精製タワーにシリカゲルを充填することで、VOC（揮発性有機化合物）をはじめとする発臭因子が物理的に捕捉される。これにより、古オイル特有の鼻を突く嫌な匂いが抑えられ、「フレッシュでクリーンな再生油」が得られる。

ポイントはシリカゲルの超高比表面積と、汚れに合わせて設計された細孔径。広範囲の不純物を効率的に吸着できるため、廃油1トンあたりのシリカゲル投入量はわずか。そのうえ再生可能回数は2〜3回と高く、ランニングコストを劇的に削減できる。精製業者からすれば価格はもちろん、長期利用に耐えるトータルコスト重視の選択が可能である。

脱臭に加え、酸性物質や酸化副生物、極性汚染物質も除去するため、酸価の安定化や粘度指数の維持といった品質向上効果も併せ持つ。メッシュサイズは状況に応じて細目から粗目まで選べ、フィルターの詰まりを抑えながら量産性を確保できる。

かくして寧波イノファームケムのシリカゲルは、産業用潤滑油から高級基油まで幅広い規格に対応する再生オイルづくりに必須の部材となり、資源循環型社会の構築に貢献。廃油リサイクルに携わる企業はぜひ、同社の脱臭シリカゲルを再精製ラインに組み込むことを検討してほしい。