繊維前処理は、布地の染まり・発色を左右する最も重要な工程だ。しかし、これまで使われてきた薬剤は環境への影響が懸念されてきた。

寧波イノファームケム株式会社は、この課題に対応する無リン系キレート分散剤SD-1034を開発。脱リンの新化学技術によって、前処理から後工程まで持続可能なプロセスを実現する。

SD-1034は、退漿・精練・漂白といった段階で繊維に含まれる鉄などの金属イオンを効果的に除去。残存金属イオンが原因の漂白時の繊維劣化や染班の発生を抑制し、高い白度と強度を確保し、後の染色工程で美しい発色を引き出す。

また、リンを含まないことで、従来品と比べて富栄養化リスクを排除。環境規制が一段と厳格化される日本市場でも、すぐに導入できる水準に仕上げている。

SD-1034は幅広いpH域・温度条件に対応し、既存設備に加えるだけで安定した性能を発揮。布の吸尽性を高め、次工程への準備を整えることで、生産効率向上と環境負荷低減を同時に実現できる。

寧波イノファームケム株式会社とパートナーシップを結び、SD-1034を前処理に導入すれば、品質向上と持続可能性を両立する「よりクリーンな繊維産業」を一歩先に歩み始められる。