アロマオイルとして知られるクローブ精油は、スリジニアロマチカムの花蕾から抽出される。中国・寧波イノファームケム株式会社では、その伝統と科学が融合した製法を通じて高品質な製品を届ける。抽出工程を知ることは、香りと成分価値を味わう第一歩だ。

同社の主力手法はスチーム蒸留。乾燥させた花蕾を蒸気が通過すると、熱により揮発性のアロマ成分が気化。蒸気・精油混合ガスは冷却器で凝縮され、液体に戻る。このまま静置すると、密度が軽く水に溶けにくい精油が上層に浮き、そこから精製されたクローブオイルが採取される。

製品特性を左右する「成分ジオール油」は70~90%のオイゲノール(eugenol)を含むが、これが香り的・薬理的基盤となる。その含有率は原料の産地・収穫時期・乾燥条件で左右されるため、寧波イノファームケムでは産地契約栽培と厳格な選別で一貫管理を図っている。

このように原料選別からスチーム蒸留、セパレーションに至るまで丁寧に管理される工程により、アロマセラピーやスキンケアにも使用可能な「純度」「強度」を誇るクローブオイルが完成。各ボトルには妥協なき品質へのコミットメントが詰まっている。