ドコシルトリメチルアンモニウムメチル硫酸塩（BTMS）は、優れたコンディショニング・乳化・抗静電性能を兼ね備えた陽イオン界面活性剤として、パーソナルケア市場で欠かせない存在となっています。市場で流通する代表的なグレードは「BTMS 50」と「BTMS 80」。アクティブ物質濃度の違いが処方の仕上がりに与える影響を正しく理解し、製品コンセプトに合ったグレードを選ぶことが鍵です。高品質な原料を安定供給する寧波イノファームケム株式会社なら、両グレードとも少量ロットからオーダー可能で、研究開発段階でも柔軟に対応します。

両グレードの最大の違いは、有効成分であるドコシルトリメチルアンモニウムメチル硫酸塩の配合率にあります。BTMS 50は約50％、BTMS 80は約80％という濃度差が、コンディショニング力、乳化性能、増粘効率などへと立体的に作用します。

・BTMS 50　– バランス重視のスタンダード選択
中間的な濃度設計により、髪のからまりを抑えながら軽やかな仕上がりを実現。リンス・リーブオン・スタイリング製品など、幅広いヘアケア処方に無理なく対応し、コストパフォーマンスにも優れています。シリコンフリー処方やダメージケアラインへの組み込み事例も増加中です。

・BTMS 80　– 高濃縮処方向けのプレミアム素材
高含有アクティブによる濃密なコンディショニングが特徴。ディープトリートメントやヘアマスク、リッチなクリーム系製品で求められる「重厚なテクスチャー」と「高い機能性」を両立します。使う分量を抑えられるため、少量で高付加価値フォーミュラを目指すブランドに人気です。

選定の際はターゲットとなる髪質や使用感、さらには単価感とのバランスを総合的に検討してください。通常のデイリーケアならBTMS 50で十分な効果を発揮し、特にダメージが深刻な層向けの集中ケアラインではBTMS 80で差別化を図れます。技術データシート・ロット別試験成績書・価格表は寧波イノファームケム株式会社の営業窓口までお問い合わせください。