寧波イノファームケム株式会社では、原料の科学的背景を深掘りし、皆様の的確な処方選択をサポートしています。今回は、BTMSの愛称で親しまれるベヘニルトリメチルアンモニウム硫酸塩に焦点を当てます。この成分は多彩な化粧品・日用品に幅広く採用され、特徴的な界面活性力とコンディショニング効果で存在感を示しています。

正式化学名「ベヘニルトリメチルアンモニウムメチル硫酸塩」(Docosyltrimethylammonium Methyl Sulfate)は、その構造を物語ります。C22アルキル鎖(ベヘニル基)にトリメチルアンモニウム基とメチル硫酸イオンが結合した両親媒性分子は、油相・水相の両方になじむため、乳化・コンディショニング・界面活性の切り札として機能します。

パーソナルケアでは陽性電荷を帯びるため、マイナスに帯電した髪や肌に選択的に吸着。毛髪用製品では静電抑制、クシ通り向上、やわらかな手触りを同時に実現し、ヘアコンディショナー原料として実績を重ねています。スキンケアではシルキーでベタつきにくい使用感を付与し、ローションやクリームの質感設計に最適です。

家事関連製品でも活躍が目立ちます。ファブリックソフナーでは、繊維の静電気を中和しふっくらとした柔らかさを与える一方、酸・アルカリに強い安定性を示すため、幅広いpH域で処方自由度を確保。実績ある原料を探していた開発者にとって、こうした信頼感は導入判断の決め手になります。

寧波イノファームケム株式会社は、高純度かつ性能が均一なBTMSを常備。先進ヘアトリートメント、プレミアムスキンケア、環境対応型ファブリックケアまで、用途に応じた処方ノウハウも提供。原料特性と配合テクニックを理解することが、差別化商品づくりの第一歩です。