寧波イノファームケム株式会社は、幅広い用途を持つギ酸エチル(CAS 109-94-4)の農業新用途を積極的に開拓しています。香料・フレーバー向けの実績に加え、ここ数年で急速に需要が高まっているのが、穀物や乾物などの保存・害虫防除における燻蒸剤としての活用です。

ギ酸エチルの特徴は、害虫に対して高い殺虫効果を示しながら、使用後は速やかに低毒性の物質へと分解される点にあります。これにより、貯蔵された農産物の品質を損なうことなく、より安全で持続可能な害虫管理を実現できます。特に、オゾン層破壊物質として規制が厳化している臭化メチルに代わる候補として、国際的な関心も高まっています。

また、IPM(統合的病害虫管理)施策の一環として、環境負荷低減を目的とした取り組みの中で、ギ酸エチル利用は有望なソリューションとして評価されています。実際、穀類、ナッツ、果実乾製品など広範囲の保存物資での燻蒸試験では、優れた防除効果が確認されています。

当社は高純度のギ酸エチルを安定的に供給し、農業分野で求められる厳格な品質基準に対応しています。これにより、生産段階から消費者の手元に届くまで、食糧の安全性と鮮度を維持するための信頼できるツールとして提供されています。

今後も香料・化学合成中間体としての用途にとどまらず、農業・食品セクターにおける新たな活用事例を拡充し、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。