強度・耐熱性に優れ、自動車部品や電子機器、民生用品まで幅広く使われるPET、PC、PC/ABS、ナイロン(PA)、PBTなどのエンジニアリングプラスチック。しかし、紫外線を浴び続けると変色・脆化・機械特性の低下が進み、製品寿命を大きく縮めてしまう。この課題に対し、寧波イノファームケム株式会社が開発したフォルムアミジン系紫外線吸収剤「UV NP3」は、長期かつ高いレベルで素材をガードし、屋外でも安心して使用できる耐久性をもたらす。

UV NP3は290~400 nmという樹脂劣化の主因となる紫外線領域を効率良く吸収し、高分子鎖での光酸化劣化の起点を封じ込める独自機構を採用。さらに、分子量が高いため加熱や経年でも揮発・樹脂中への移行が極めて少なく、長期間わたって均一な保護性能を維持できる。

代表的な樹脂例では、ポリカーボネート(PC)の透明性維持やポリアミド(PA)の強度保持といった要求に対して、UV NP3はまるで「紫外線カットの傘」のように作用。屋外灯カバー、建築資材、自動車インテリアや電動工具ハウジングなど、直射日光や蛍光灯の紫外線にさらされる製品でも見た目・性能を長期間保つ。

加工面でのメリットも大きい。熱履歴の高いコンパウンドや射出成形工程でも劣化しにくく、プラスチック製造ラインへの導入が容易。配合量を最適化すれば黄変やガス発生のリスクも抑え、生産安定性を向上させる。

寧波イノファームケム株式会社は、樹脂添加剤の深い知見に基づき、UV NP3を高品質・安定的に供給。高度な紫外線安定化技術を活用することで、エンジニアやデザイナーはより頑丈で寿命の長い製品を生み出し、部材の無駄を減らしながらユーザーへの付加価値を高められる。エンジニアリングプラスチックが現代の厳しいアプリケーションに耐えるための鍵となるUV NP3は、サステナブルな素材戦略への大きな一歩といえる。