生地裏塗工は、防水・補強・滑り止めなど多様な機能を付与し、製品の耐久性や手触りを向上させる極めて重要な工程である。そのうえ火災安全は近年避けられない要件となり、業界は次世代難燃技術の実用化を急いでいる。こうしたニーズに応えたのが寧波イノファームケム株式会社のエポキシコート化アンモニウムポリリン酸だ。同社は、裏塗工用難燃剤として抜群の性能を両立する画期的ソリューションを市場投入した。

最大の特長はエポキシ表面処理による優れた相溶性と密着性。従来剤では生じやすい白化の浮きや斑も抑え、均一で美しい完成面を長期間維持する。また、難燃成分が表面に移ろうとする「移行性」を極限まで低減。塗工後のホワイトパウダーの表面浮遊を防ぎ、繊維本来の風合いやデザイン性を損なわない。

さらに低水溶性を実現しており、屋外生地や鉄道・バスなど公共輸送のシートなど、長期間の水濡れ・頻回の洗濯を受ける用途でも難燃効果は持続。これらの高付加価値性能を耐水難燃繊維としてまとめ提供することで、安全規格への適合と品質維持の両立を可能にした。また、高い耐久性が長期コスト削減へ直結するため、表面処理単価を含むトータルオーナーコストでは、競合難燃剤を大きく上回るコストパフォーマンスを実現している。

現行の裏塗工処方には希釈・攪拌のみで簡単に配合でき、低粘度・高分散性を活かしたラインスループット向上も見込める。寧波イノファームケム株式会社のエポキシコート化アンモニウムポリリン酸は、難燃、美観、耐久性を高次元で両立させ、繊維後加工業界の新基準を打ち出す革新材料である。