中国・寧波—化学品開発のパイオニアである寧波イノファームケム株式会社は、CAS番号3006-93-7で登録されている高機能架橋剤 N,N'-1,3-フェニレンビスマレイミド(略称 PDM)を高純度品質で供給しています。この化合物は、自動車部品から航空機用シール材まで、極めて過酷な環境にさらされるゴム製品の耐久性を大幅に向上させる決定的な役割を果たします。

PDMの最大の特徴は、硫黄を使わない「非硫黄加硫系」の選択肢を提示できる点にあります。従来の硫黄系加硫では、銅やその合金部品と接触すると不純物である硫化銅が生成され、腐食・汚染の原因となるケースがありました。PDMはマレイミド基からなる有機系架橋剤であるため金属表面との反応が極めて低く、電装ケーブル、精密電子部材封止材など「高純度を要する特殊ゴム用途」でも安心して使用できます。

なぜPDMは耐熱性を発揮できるのか。その秘密は、加硫時に高分子鎖間に立体的に架橋網目を形成し、加熱による分子運動を抑制する「高度な三次元構造」にあります。その結果、連続使用温度が最大20~30℃向上。加えて、熱酸化およびオゾン劣化にも強く、ゴム製品の寿命を劇的に延伸します。

加硫促進剤との併用自由度も高く、硫黄含有量ゼロ~微量の範囲で柔軟な設計が可能です。自動車ホースやダイナミックシールなど、高負荷条件下での長時間耐久要件を満たす際にPDMは標準選択肢となりつつあります。

さらに、カスタム合成・高純度精製技術を有する寧波イノファームケム株式会社は、少量試験用ロットから数トン規模の産業用ロットまで、顧客の試作~市場投入までをトータルサポート。技術データシートや配合指針書も公開しており、導入ハードルを極力下げています。次世代ゴム素材開発へ、PDMを戦略的に活用しませんか。