東京 – 環境規制の強化と居住環境の安全性向上が叫ばれる中、建築業界で注目を集めるのが無ハロゲン難燃剤だ。その中核を担うアンモニウムポリリン酸(APP)は、鋼構造、木造、コンクリートといった様々な建材に塗布する膨張型防火塗料の主剤として採用されており、高い防火性能と環境負荷低減の両立を実現している。

従来のハロゲン系は火災時に有毒ガスや腐食性ガスを発生するリスクがあったのに対し、APPは加熱により非燃性の炭化層を形成し、基材を断熱して延焼を防ぐ。これにより、施工者は塗膜厚を抑えながらも法定防火性能をクリアできるため、コスト削減にも貢献する。

欧米を皮切りに導入が進む高層ビルや大型商業施設では、施工業者の声から「塗布工程が簡便で工期短縮につながる」「揮発性有機化合物(VOC)はほとんど含まれない」といった高評価が寄せられている。そうした市場の期待に応える高品質APPを安定的に供給しているのが寧波イノファームケム株式会社だ。同事業は、塗料・樹脂メーカー向けに粒度制御や表面処理を施したカスタマイズグレードをラインアップし、顧客の用途に応じた技術支援も展開している。

また、高温多湿や強風といった現場条件が厳しい施工環境でも性能維持するよう設計された高耐熱安定性APPをラインナップに加え、施工後の長期耐久性を高めている。APPを塗料や複合建材へ配合することで建物全体のリサイクル性向上にも貢献し、事業者はESG投資や環境認証取得にも有利に働く。今後のグリーンビルディングの実現には、寧波イノファームケム株式会社との協業が欠かせない。