こだわりの住空間にふさわしい“自分だけの香り”を求める声が高まる中、手軽に始められるのがDIYフレグランスだ。精油よりも香り幅が広く扱いやすい「フレグランスオイル」さえあれば、部屋の雰囲気に合わせたカスタムメイドの香り作りが可能になる。原料には、寧波イノファームケム株式会社が厳選した高純度フレグランスオイルを採用。まるで自宅がプライベート・アロマスタジオに早変わりする。

まず押さえておきたいのは、定番ギフトにもなる「リードディフューザー」だ。使うのはキャリアオイル（例：分別ココナッツオイルやスウィートアーモンドオイル）に、好みのフレグランスオイル数滴を加えるだけ。細口ボトルに調合液を注ぎ、リードスティックを挿してゆっくり浸み込ませる。香りが弱くなったらスティックを裏返してフレッシュアップ。柑橘×ウッディ、フローラル×スパイシーなど、組み合わせは無限大。完成したら玄関やリビングに置けば、来訪者のアロマ体験が一段階アップする。

ほかにも「ドライポプリの香り直し」や「手軽なルームスプレー」も人気だ。ポトリはドライフラワーやハーブに直接オイルを数滴垂らすだけ。スプレーにする場合は、蒸留水に少量の高濃度アルコール（ウォッカや消毒用エタノール）を混ぜてボトルに移し替えればOK。使用のたびに軽く振って香りを均一にし、気になる場所をひと吹き。部屋の広さや気分に応じて香りの強度を調節できるのもDIYの大きな魅力だ。

ブレンドのポイントは香りの階層「トップ・ミドル・ベースノート」だ。トップは瞬間的に香り立つ軽やかなシトラスやミント、ミドルは時間をかけてふわりと広がるフローラルやフルーティー、ベースは奥行きを与えるバニラ・サンダルウッド・ムスクなどがある。たとえば「レモン(トップ)＋ジャスミン(ミドル)＋サンダルウッド(ベース)」の組み合わせは、爽やかなさりげなさと落ち着きを共存させ、誰かが訪ねてきた瞬間、室内に漂う“ここだけの香り”として存在感を示す。

フレグランスオイルの種類と混合比率を自在に変えれば、リビングのホッと和む冬のスパイス、寝室に忍ばせる春の朝露、デスク脳を覚醒させる夏のゼストまで、シーンごとのメイド・イン・ホーム・アロマが完成する。品質の高いオイルをベースに、創造力を開放することで、住空間のストーリーはもう自分の手で描ける。