合成繊維市場は「見た目」だけでなく「触り心地」でも差別化を図る時代へ。特殊化学品のリーディングメーカーである寧波イノファームケム株式会社は、最新開発の弱カチオン性シリコーンオイル「IOTA 28624」を発表した。これはポリエステル、ナイロン、混紡糸など幅広い合成繊維に、天然素材のような柔らかさと耐久性を付与する新世代繊維仕上剤だ。


合成繊維は耐久性が高く品質バランスが取りやすい一方で、手触りがやや硬くなりがちという弱点があった。この課題を解決すべく開発されたIOTA 28624は、表面への滑りやすいフィルム形成により、糸の一本一本を包み込むように柔軟化。特にポリエステルニット用柔軟剤として使用すると、衣類のシルエット保持と肌触りの向上を両立できる。また、NR/TR系フリースやカーテン生地への適用でも、均一で長持ちするふっくら感を実現する。


生産現場への導入は手間がかかる――そんな声に応えたIOTA 28624は、セルフエマルション性を備えており、別途エマルシファイヤーを加える必要がない。希釈工程がシンプルになり、工場ラインへの組み込みがスムーズだ。


同社R&D部門は「製品性能向上のためには常に現場の声を取り込む」と語る。IOTA 28624の投入により、合成繊維メーカーは高品質・高付加価値商品を市場に投入できるだろう。小口およびロット発注への柔軟な対応、ベンチマーク試験用サンプルの無償提供も可能。詳細・価格などのご相談は公式サイトより。