寧波イノファームケム株式会社では、開発する製品の「原料ストーリー」までお客様と共有することで、さらなるイノベーションを後押ししています。今回は化粧品・食品・医薬の3分野で高い潜在力を誇る「コジ酸パウダー」に焦点を当て、その化学特性から実際の製品応用まで、技術視点で詳しく紐解きます。

化学構造と品質指標
コジ酸はマelanin合成の主役であるチロシナーゼを穏やかに阻害する性質を持つ天然由来化合物です。分子式はC₆H₆O₄で分子量は142.11。外観は白色〜わずかに黄味を帯びた結晶性粉末で、融点は151–156 ℃に設定。当社で供給するグレードは純度99%を一貫して確保し、残留溶媒や重金属に関しても厳格な仕様管理を実施しています。

化粧品分野での主戦場
最も需要が高まるのはスキンケア市場です。シミ・ソバカス・部分的な色素沈着に悩む消費者のニーズに応えるため、エビデンスベースで機能訴求できる処方設計が求められています。チロシナーゼ活性を選択的に抑制することで、メラニン生成量を抑えながら低刺激性を保つことが可能となります。当社はご要望に応じて微小粒子タイプやホスホリップッド被覆タイプなど、用途別の粒度設計にも対応。

食品保存・医薬品開発への広がり
酸化・褐変を防ぐ強力な抗酸化能と、広域な抗菌スペクトルは食品添加物用途でも評価されています。特にフルーツやシーフードの表面処理剤としての実績が増えています。一方、医療応用ではフリーラジカル除去能を活かした外用治療薬、または機能性表示食品の候補物質として研究が加速しています。

「高純度」「安定的な供給力」「技術支援」をテーマに、新製品の試験生産や規制対応までワンストップでサポートします。少量オーダーからトン級ロットまで柔軟に対応し、お客様の事業フェーズに最適なソリューションをご提案します。