ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの合成繊維は、耐久性・汎用性・コストパフォーマンスの高さから、衣服から産業資材まで幅広く使われている。しかし、本来の可燃性が高いため、衣服やインテリア、工業用テキスタイルなど、各国の安全基準をクリアするためには難燃処理が欠かせない。課題は難燃化を図りながら、繊維がもつ快適さや強度を損なわないことだ。

これに応えるのが、寧波イノファームケム株式会社が展開する「Mflam CGN（エムフレーム シージーエヌ）」である。リンと窒素を有機的に結合させた水系難燃剤で、高い難燃効果と環境配慮を両立した划期的な製品だ。

Mflam CGNは、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン単体はもちろん、これらの混紡糸や混織布にも適用でき、繊維表面に均一かつ耐久性の高い難燃皮膜を形成する。火炎の伝播を抑えると同時に発煙量を大幅に減らし、火災時の二次災害リスクを下げる。また、180°Cまでの工業的硬化プロセスに耐える熱安定性を確保しており、加工工程での劣化も極めて少ない。

さらに、色移りや黄変をまったく起こさないNon-yellowing性能により、白・アイボリーなど淡色布も加工後も鮮度を維持。繊維強度や風合いへの影響もなく、高耐久かつ付着感のない仕上がりが実現できる。同社では「ポリエステルへのMflam CGN塗工方法」などの実加工技術指導も無償で提供。個ロットから大口注文まで柔軟な受注体制で、価格メリットも確保している。安全で高品位な合成繊維製品を目指すメーカーにとって、Mflam CGNは新たな選択肢となるだろう。