ファッション産業の脱炭素化が加速するなか、プリンティング工程の“緑化”に注目が集まっている。染色・加工に使われる顔料ペーストはこれまで高環境負荷とされてきたが、新たなバインダーと増粘剤の組み合わせにより、画質を損なうことなくCO₂排出量を大幅に削減できるようになった。


寧波イノファームケム株式会社が展開するPigment Paste Printing Thickener RW-621は、アクリル系合成高分子の枠を超えた設計思想で開発された。少量添加で優れた増粘性とスレア安定性を付与するため、原料使用量を最小化し、化学廃棄物と輸送時の化石燃料消費を同時に抑える。


具体的には、従来比で20〜30%の減量が可能なため、作業環境の改善はもちろん、工程全体のロスも急減する。スクリーンプリントでは糸切れ感やにじみを抑制し、抜群の色密度を確保。プリンターの稼働停止が減る分、電力コストもダウンする。


高耐久性もサステナビリティに直結する。RW-621は色あせしにくいフィルムを形成し、繰り返し洗濯するアパレルでも鮮やかな発色を確保。製品寿命が延びれば、リテール市場での廃棄ロスや再生産によるエネルギー消費も低減する。


同社は今後も「より少ない資源で、より高い価値を」をコンセプトに研究開発を継続。水性システム向けのアニオン性増粘剤、更なる省エネ処方の協業開発も歓迎する。具体的な処方提案やRW-621の価格・供給体制については、公式サイトもしくは営業窓口まで問い合わせを。環境規制強化が進む世界市場で存在感を高める、真の”グリーンプリント”を共に創造したい。