プリントの鮮やかさと耐久性を高次元で両立させる――それが今、繊維業界が目指す最前線だ。その要を担うのが、顔料プリントペーストへ組み込むことで性能を飛躍させる新世代添加剤「Sylic® Pigment Printing Synergist CY-320A（サイリック＝ピグメント＝プリンティング＝シナジスト CY-320A）」である。イソシアネート系共重合体を基幹とした独自処方が、乾湿ラブ・耐洗濯強度の大幅向上を可能にした。


同シナジストを配合すると、繰り返しの洗濯や日光暴露にも色調が安定し、色落ちやパステル化を抑制。さらに、これまで課題だった「手触りの変化」を招くことなく、ソフトで自然な風合いを保持できる点も大きな利点だ。高付加価値アパレルやインテリア向け高機能ファブリックを手掛ける生産者にとって、品質とコストバランスを同時に改善できる戦略素材として注目を集めている。


製造・供給元の寧波イノファームケム株式会社は、環境規制に適合しつつ優れた工程適応性を持つ製品としてCY-320Aをラインナップ化。ロータリー・フラットスクリーン、パッド加工など既存の主流プリント方式にも手軽に組み込め、ライン変更を最小限に抑えながら生産効率を向上できる。


デジタル化が進む製造現場では、材料選択が未来競争力を決める。SY-320Aは柔軟な処方設計に対応し、短期開発～量産移行を迅速化するための足掛かりとして、革新志向のテキスタイル企業に最適な投資先となるだろう。