ファッション業界はSDGs達成に向けたサステナブル対応を急務に掲げ、プリント加工においても地球環境に配慮したソリューションの需要が急増している。この流れに応え、材料メーカーとして先進的な技術開発を続ける寧波イノファームケム株式会社は、環境基準を充たしながら高い性能を両立させたPRINTING SOFTENER〈RG-BRC910〉の供給を本格開始した。


同社によると、RG-BRC910は「環境に優しいプリント糊用柔軟剤」として設計されており、従来品に比べ排水中の残留物を抑制しながら、生地への柔軟性と引張り強度を高次元で付加できる。非イオン系に特化した組成により、綿、ポリコットン混紡、混繊素材いずれにも色堅牢度を損なうことなくソフトな手触りを与えるため、グリーンサプライチェーンを目指すプリント工場に即戦力として注目されている。


また、既存のカラースクリーンやロータリープリント設備に簡便に導入でき、スラリーとの相溶性も高いため、装置更新の負担を最小限に済ませつつ、製品転換期間も大幅に短縮できる点が利点だ。同社は今後もR＆D投資を継続し「地球と競争力の両立」をコンセプトにした次世代グリーンテキスタイル化学品のラインナップ拡充を図る方針。RG-BRC910の価格帯や試供品に関する詳細は公式窓口まで。


紡績企業がRG-BRC910を導入すれば、高品質プリント維持のままCO₂排出量を削減し、ブランド側のESG訴求にも直結する。このように化学メーカーと加工業が協働することで、日本を含むアジア市場全体でサステナブルなファッションの実現が加速するだろう。