自動車部材から建設資材まで幅広く活用されるポリプロピレン(PP)産業用糸。その量産において、静電気抑制と高速紡績に耐える専用潤滑剤の採用が品質と生産効率の鍵を握る。

これまでも多様な補助薬剤が開発されてきたが、高温・高速下でも性能を維持しながら、「均一な油剤付着」による糸ばらつき問題を抑制できる製品は依然として市場ニーズが高い。

この課題に応えるべく、寧波イノファームケム株式会社はPP産業糸紡績専用の次世代潤滑剤をラインアップ。同社の処方は2000m/minを下回る高速紡績でも優れた抗張(ドラフト)抵抗を維持し、加熱部のコーキングを防ぎ設備停止リスクを低減する。強力な帯電防止機能により、繊維のスムーズな流動を促し、静電気による生産ラインの異常停止を回避。結果としてヤケツキや毛ばたつきが低減し、クリーンで煙の出ない作業環境を実現する。

「補助剤選びは生産の未来を決める投資だ」と同社は語る。同社の特殊帯電防止潤滑剤導入により、操業安定性向上、高品質糸の安定供給、そしてサステナブルな生産体制構築を同時に達成できるとして、国内外のメーカーとのパートナー拡大を加速させる構えだ。