アパレルブランドの差別化を左右する「心地よさ」。そこへフォーカスする機能加工剤が、生地の付加価値を一変させている。先端繊維助剤で知られる寧波イノファームケム株式会社は「Sylic® 冷水系柔軟フレーク9004」を市場投入し、日本でも脚光を浴びている。


本品は脂肪族アミン・脂肪族酸をベースにした弱カチオン性固形フレーク。常温水溶解に対応し、均一な乳化ミルキーホワイト溶液を形成。加工後はタテ糸・ヨコ糸に弾むような柔軟性と“なめしのあるスムーズ”な手触りを与え、ブランドロイヤルティ向上に直結する。


工程への組み込みも簡便だ。常温の約35〜45 ℃程度のお湯で3 – 5 %希釈し、処理浴に添加するだけ。低温型プロセスを志向する国内工場にとって、省エネ効果も大きい。用途例を挙げれば…

  • デニム：パリパリ感のあるタテ糸をソフトかつ自然な落ち感へ
  • 綿ニット：タンブラー後の縮みと硬ばりを抑え、やわらかくハリがある風合いへ
  • タオル：吸水性を損なうことなく、ふっくらとした“雲のような感触”を付与

同社は「お客様の生産現場に合わせて、最適な希釈ガイドからコスト試算まで無償サポート」を掲げており、サンプル提供から迅速な見積りまで一貫。サステナブル化が進む日本市場向けにも、ISO・ZDHC 適合品を多数ラインアップしている。次世代アパレルの“心地よさ”を、実質的に支えるパートナーとして注目が高まる。