スキンケア業界では「ヒアルロン酸(HA)」とその誘導体「ナトリウムヒアルロネート(SH)」が、優れた保湿・エイジングケア効果として頻繁に話題に上ります。寧波イノファームケム株式会社では、配合担当者向けに両成分の違いを整理し、最適な素材選択の指針となる情報をお届けします。HAとSHの違いを理解することは、今後の製品設計において不可欠です。

まずヒアルロン酸は、私たちの体内に豊富に存在する生体高分子で、水分を保持し組織の潤滑を保つ役割を果たします。コスメ分野では、表皮表面への保湿膜形成により水分蒸散を防ぐことで高い評価を得ています。しかし分子量が数万~数十万と大きいため、角質層より深部への到達は限定的です。

一方で、ナトリウムヒアルロネートはヒアルロン酸をナトリウム塩化したもので、一次粒子がより小さい低分子タイプを中心にラインナップ。分子サイズが小さいことで角質層バリアを通過しやすく、真皮層にまで届いて皮膚内部の含水力を高めることが可能です。その結果、持続的な保湿と弾力向上に直接働きかけ、加齢に伴う乾燥やハリ不足を改善しやすいという長所があります。

エイジングケア効果に着目すると、真皮での浸透力という点でナトリウムヒアルロネートの方が有利です。深部到達により線維芽細胞のコラーゲン産生を促し、シワやたるみを内側から目立たなくする可能性が高まります。多くの企業は、「真皮修復型保湿」というコンセプトでSHをプライマリー原料に採用しています。

寧波イノファームケム株式会社では、高純度・低内毒素のナトリウムヒアルロネート粉末を各種分子量で供給。表面保湿を重視する場合はHA、真皮ケアと即効性を重視する場合はSHを選択し、処方目的に応じた原料設計をご提案します。皆様の次世代スキンケア開発を、品質と信頼性を兼ね備えたSHでサポートいたします。