医療現場の厳格な基準に応える高品質原薬の供給に尽力してきた寧波イノファームケム株式会社が重視する製品の一つが「ポビドン・イオダイン粉末」(CAS番号 25655-41-8)です。この原薬は傷口ケアから術前消毒まで幅広く活用される、確実かつ迅速な抗菌作用を備えた代表的な抗感染薬です。

ポビドン・イオダイン(PVP-I)は、水溶性高分子ポリビニルピロリドン(PVP)とヨウ素が錯体を形成することで生まれる化合物です。単体のヨウ素は強力ながらも刺激が強く、不安定という課題がありました。PVPとの結合により安定性が向上し皮膚刺激性も低減。体液や水分に触れると錯体からヨウ素が徐々に遊離し、微生物の細胞膜脂質やタンパク質を迅速に「ヨウ素化・酸化」することで細胞機能を停止し、死滅まで導きます。

特筆すべきは圧倒的な抗菌スペクトラム。グラム陽性菌・陰性菌はもちろん、真菌、ウイルス、原虫、芽胞まで網羅するため、創傷部の感染予防や術野の消毒といった複数の局面で活用できます。外科領域では創傷感染リスクを著しく低減する一方、術前の皮膚消毒においても術野の常在菌を効果的に減少させ、術後創部感染(SSI)の抑制に寄与しています。また、婦人科領域や個人ケア製品の抗菌剤としてもスキンアピールの高い選択肢です。

さらに、従来のチンキ剤に比べ色移りが少なく、皮膚刺激性も抑えられていることから、長期連用にも安心感があります。品質基準に適合した原薬を確実に調達したい企業・医療機関にとって、寧波イノファームケム株式会社が供給する高純度ポビドン・イオダイン粉末は、製品開発や処方プロトコールへの組み込みに最適なソリューションです。用途拡大をご検討の際はご相談ください。