化粧品業界向けに革新的機能性素材をグローバルに供給する寧波イノファームケム株式会社は、コラーゲン増産ペプチド「パルミトイルトリペプチド-1」の製造・販売ラインを強化した。このペプチドは皮膚構造を支えるタンパク質産生を促進し、たるみ・シワ・弾力低下といった加齢サインに対して高い改善効果を示すとして、国内外ブランドから注目を集めている。

パルミトイルトリペプチド-1は、3種のアミノ酸とパルミチン酸を結合させた設計で、皮膚への浸透性と安定性に優れる。真皮でコラーゲンが分解されると、分解物が自然に放出される「修復シグナル」を模倣することで、線維芽細胞に新たなコラーゲン産生を促す。同社の実験データでは、コラーゲンI型をはじめフィブロネクチンやヒアルロン酸産生量が有意に上昇し、弾力回復と保湿増加へと連動することが示されている。

細胞レベルで働くことから、目元や口元などの表情ジワの見た目を軽減し、密度の高い肌へ導く。また、角層バリアの厚みをサポートすることで外部ストレス耐性を高め、肌表面の凹凸の減少・透明感の向上など総合的な印象改善も報告されている。

「今後のアンチエイジング市場はエビデンスベースの素材が求められます。当社のパルミトイルトリペプチド-1は厳格な品質管理に加え、各社製剤に最適化した処方サポート資料を提供。原液、粉末のいずれも化粧品グレードで安定的に供給可能です」と同社営業開発部は述べている。

フェイスセラム、リフトアップクリーム、集中エイジングケアマスクなど、幅広い製品カテゴリーへの組み込みが容易であり、高機能スキンケアラインの差別化要因として活用できる、としている。