東京 ― 電線・ケーブルの製造において、使用するプラスチサイザーの選択は製品の安全性、耐久性、そして性能を左右する鍵となる。寧波イノファームケム株式会社は、そうした過酷な要求に応える高品位プラスチサイザー「Trioctyl Trimellitate(TOTM)」を供給している。

  • 105℃連続定格ケーブルに対応する高い熱的安定性
  • 優れた体積抵抗率による漏洩低減とトラブルフリーな給電
  • 低揮発・耐抽出性で経年変化を抑制
  • フタル酸エステル不使用で環境規制にも適合

定格105℃クラスの高耐熱ケーブルでは、既存の汎用可塑剤ではすぐに劣化が進む。TOTMはこの温度帯でも長時間にわたって柔軟性と電気絶縁耐力を維持し、エンジンルームや昇降機、通信インフラなど高温設置環境での信頼稼働を支える。さらに、揮発が極めて少なく、他成分への移行も抑制されるため、長期使用後も絶縁皮膜が硬化・亀裂することなく、ケーブル寿命全体にわたって初期性能を保持し続ける。

加えて、TOTMはフタル酸エステル系ではないことから、RoHS指令化やREACH規則といった国内外の化学物質規制にも適合。環境リスクの低減と高性能という、相反する要件を両立させた素材として、国内メーカーの脱フタル酸化にも貢献している。

寧波イノファームケム株式会社は持続可能な原料調達と厳格な品質管理で高純度TOTMを安定供給し、ワイヤ&ケーブルメーカーが「高機能」「低環境負荷」の両立を実現するためのソリューションを提供する。