コンクリートの高品質化は、表面のつややかさとムラのなさが決め手となる。プレキャスト部材の製造現場では、離型剤の性能が最終的な仕上がりを左右し、寧波イノファームケム株式会社の「AS-986-8」は、その要求を化学の力で解答する油性型コンクリート離型剤である。

AS-986-8の核となるのは、厳選された高分子油分と添加剤のシナジー効果。型枠に塗布すると分子が整列し、薄く連続した不活性被膜が形成される。この膜は、親水性のセメントペーストと金型材との化学反応を物理的に遮断し、硬化後のスムーズな剥離を可能にする。耐圧・耐湿性に優れるが、剥がれる瞬間は綺麗に分離。結果、ポアや変色を抑えた均一な艶仕上げが得られる。

複雑な型枠形状にも追従する優れた濡れ性も特長。均一な膜厚を保つことで、部材剥離時の表面欠陥リスクを最小限に留め、気泡の混入を抑制。表面エネルギーを精密にコントロールすることで、型面との摩擦が抑えられ、容易な脱模(デモールド)を実現する。

加えて、油基材本来の潤滑作用による低摩擦性により、コンクリート部材にかかるせん断力を軽減。脱模工程での缺損やヒビを回避し、作業効率と成品率を向上させる。これらの科学的根拠が、製造ラインでの品質安定につながっている。

寧波イノファームケム株式会社は、コンクリートと化学の相互作用を精緻に解析し、製品を継続改良。AS-986-8はその集大成であり、高品位な表面仕上げを求める日本市場にも最適なソリューションとなる。より詳しい施工条件や適正塗布量については、同社エキスパートチームが技術サポートを提供している。