反応染めにおいて、わずかなpHブレも製品の色ムラやロット差を招く。そんな染色工場の品質確保の要となるのが、寧波イノファームケム株式会社が開発した最新のピーエイチコントロール剤「Sylic® ソーダ置換型CY-518」だ。

従来のソーダ灰や苛性ソーダは、pHのブレが激しく染料の吸着や固着率に大きな影響を与えていた。ところが、CY-518は独自のバッファ系活性剤を採用し、浴内を極めて安定した弱アルカリ域に維持。この安定性が色均一性を保証し、色落ち再染メの削減と生産効率の向上に直結する。

  • 少量添加で最大効果（添加量が少ない）
  • 従来アルカリ剤の代替としてすぐに導入可
  • 浴粘度を低く抑え、染料の浸透力アップ
  • 残アルカリの洗浄性も良好、節水効果も

特にスパンチェース染めのような低浴比工程では、詰まりやスティック汚れの軽減も確認されている。同社は染色工場特有の条件・ニーズに応じた量産供給体制を整えており、コストパフォーマンスにも優れる。

環境負荷軽減を図る化学管理の最適化において、CY-518は新たな基準となることが期待される。現在国内代理店を通じてサンプル提供中。