プチ整形効果を求める消費者ニーズが高まる中、化粧品業界は「狙った脂肪に確実にアプローチできる」次世代原料を次々と開発している。その最前線に立つのが、胆汁酸誘導体「デオキシコール酸ナトリウム」である。細胞膜を破壊するサイトリック作用により、皮下の局所的脂肪組織を減少させる効果が報告されていることから、ボディシェーピングや小顔ケア製品への配合が加速している。

同原料のメカニズムはいたって明快。皮膚に塗布または注入すると、脂肪細胞（アディポサイト）の細胞膜に選択的に作用し、分解・代謝を促進。これまでは医療現場で脂肪溶解注射の主剤として使用されてきたデオキシコール酸ナトリウムが、安全性と使用感を両立した化粧品グレードへと進化したことで、一般向けクチコミ商品の登場も相次いでいる。輪郭ケアクリームや部分細身エッセンス、さらにはリフトアップパッチなど、様々な剤形への展開が可能だ。

こうした用途拡大を支えるのが中国・寧波拠点の化学品サプライヤー寧波イノファームケム株式会社だ。同社が供給する化粧品グレードのデオキシコール酸ナトリウムは、重金属・残留溶媒基準を欧州・日本規格と同等の高レベルでクリアしており、フォーミュレーターは安全安心の品質をいち早く市場に投入できる実績から、大手化粧品メーカーとの長期契約も増加している。

さらに注目されるのが、デオキシコール酸ナトリウムが脂肪乳化能を活かして他のアクティブ成分の皮膚到達深さを高める“キャリアー効果”。例えば、抗酸化系ビタミンやエイジングケアペプチドを組み合わせることで、皮下脂肪リダクション×抗老化の相乗アプローチを一製品で実現できる。研究機関との共同臨床も進み、今後はパラベンフリー処方や敏感肌向けマイルド設計にも対応したラインナップ拡充が予定されている。

実際の使用例を挙げれば、フェイスライン用ジェルでは0.5〜1.0％配合で夜間集中ケア、ボディスプレータイプでは0.2〜0.3％で毎日のメンテナンス効果が確認されている。処方設計のポイントは、pH緩衝系を工夫して皮膚刺激を最小化することと、界面活性剤との相性を検証して経時変化リスクを回避することだ。

こうしたニーズ拡大に応え、寧波イノファームケム株式会社では年間トン単位での安定的供給体制を確保。各社のブランド戦略に合わせたロットサイズ調整や成分認証書類の迅速発行も可能だ。同社の高純度デオキシコール酸ナトリウムは、世界の化粧品開発を牽引する次世代リポリューション原料として、既に30カ国以上へ輸出実績を持つ。