サステナビリティがテーマ別扱いされることがなくなった現在、繊維業界でも環境負荷を最小限に抑える助剤へのニーズが急増している。高性能を維持しながら生態系への影響を抑える——そんな二律相反の課題に応えるべく、寧波イノファームケム株式会社は独自の開発ラインで製品化に取り組んでいる。同社のフラッグシップとも言える「泡立ちゼロ精練パウダー(フロスフリーソープング・パウダー)」は、その両立を具現化した一製品だ。


泡の発生を抑えることにより、洗浄工程の大幅な簡略化と省水が実現する。
従来の泡立ち系精練剤では、消泡を目的に複数回のすすぎ工程が必要だったが、同社SD-3101は泡を発生させないため、すすぎ回数を減らせる。結果、工場排水の処理負荷も下がり、水資源の節約とCO₂排出削減が同時に進む。


環境面のメリットだけでなく、加工品質も妥協していない。浮色の除去性能は従来品と同等以上で、堅牢度アップに直結する。また、プリント後の防再污染効果も高く、クロス汚染を防いで鮮明な柄表現を保持。再染や手直しリスクが減れば、エネルギー・薬剤の二重節約にもなる。


原料の組成は綿・レーヨン・麻およびそれらの混紡にも対応しており、工場で使用する繊維が多様であっても一本化できるのもメリットだ。色鮮やかさと汚れにくさを両立しつつ、環境負荷を抑えた「グリーンな品質」を現場に提供する。価格条件や導入メリットの詳細については、同社サプライチームへお問い合わせいただきたい。