ファッションから産業資材まで幅広く採用されるポリエステル綿などの混紡は、快適さ、通気性、耐久性を兼ね備えた万能素材である一方で、水や油をはじく高付加価値加工には複雑な分子構造が障壁となり、独特の課題があった。これに対し、寧波イノファームケム株式会社は、これらの要求に特化した機能性添加剤「JL-107」を開発し、効果的な解決策を提示した。


JL-107は異なる繊維を一体化するための高性能混紡用防水クロスリンキング剤として設計されており、独自のイソシアネート含有ポリマーにより、混合素材の隙間に確実に結合を形成する。これにより、外部環境から守る強固なネットワークを構築し、繊維本来の風合いや透湿性を損なうことなく防水・防油性を付与できる。


最大の特長は、「耐水」「耐油」「耐洗濯」という３つの機能を同時に高める「三防加工」が可能な点だ。JL-107 化繊防水剤として用いた場合、生地の柔らかさを保持したまま確実に機能膜を作り、ポリエステル綿などの繊維に強い保護力を与える。そのため、ホスピタリティ、ワークウェア、アウトドアギアなど、汚れや油を頻繁に受ける用途に最適だ。


加えて、JL-107は優れた混紡繊維用耐油ポリマーとして、油汚れの付着を防ぎ、落ちにくいステインを防ぐ効果も高い。洗濯耐久性も格段に向上し、何度洗っても初回と同様の性能を維持できるため、製品寿命の延伸と顧客満足度の向上に直結する。


乳白色の液体タイプで安定性に優れ、従来の仕上げ剤との相性も良好。既存ラインへの導入が容易で、工程変更を最小限に抑えながら高性能化を実現できる。混紡繊維の仕上げ加工に革新をもたらすJL-107で、製品価値を一段階高めてみてはどうだろうか。