染色・仕上げの成否は、前処理段階でほぼ決まる。特に綿布は、不純物を完全に除去し、繊維を均一に整えることが後工程の色ムラや風合いの差を左右する。しかし、工程負荷や薬剤条件は工場ごとに異なるため、汎用性と高い性能を両立させる精練剤が求められていた。

これに応えたのが、寧波イノファームケム株式会社が展開する「Sylic® Refining Agent 111C(シリック111C)」だ。高性能界面活性剤を独自にブレンドしたこの精練剤は、綿の複雑な不純物構造に効果的に働きかけ、冷積法などの省エネルギー前処理にも対応する。


●高浸透・乳化力で不純物を根こそぎ除去
111Cは微細な油剤・天然ワックス・糊剤サイジングを確実に分解した後乳化分散。そのままメタルキレート剤と併用すれば、鉄・カルシウムイオンも同時にケージ化し、染斑の原因を予防できる。


●高アルカリ耐性と高濃度設計
高濃度水酸化ナトリウム浴でも性能を維持するため、コストと環境負荷を抑えながら大幅な薬剤削減を実現。綿布の白度はもちろん、仕上りのハンドも柔らかく、次段階への染着向上に直結する。


●工場への導入実績
中国・東南アジアを中心に30近い大型工場で採用され、精練剤削減率15〜30%、省エネ率10%という数値が報告されている。使用済み浴のCOD負荷も下げられるため、現場管理者の環境対応コストも軽減できる。


高品質綿布を安定的に供給したい、後工程のロスを最小限に抑えたい――そんなニーズに応える111C。詳しい製品データや前処理設備別の処方設計については、寧波イノファームケム株式会社までお問い合わせを。専門スタッフが工程診断から処方調整までワンストップでサポートする。