高保湿&エイジングケアの定番としてスポットライトを浴びるヒアルロン酸。誰もが一度は目にする既製セラムが便利なのは確かですが、ここにきて「パウダー型」への注目が急上昇しています。配合を自由自在に楽しむDIY派にとって、パウダーの柔軟性は魅力的すぎます。

パウダーの最大の長所は濃度を自由に調節できること。蒸留水や保湿液へ溶かして原液を作れば、自分の肌悩みにピタリと合わせたセラムやクリームが完成。乾燥がひどい日は高濃度にして水分チャージ、シワが気になる部分にはピンポイントで集中ケアできます。「化学と向き合うのは苦手…」という方でも、蒸留水に溶かすだけのシンプルステップで誰でも挑戦OKです。

一方、既製セラムは開けた瞬間からそのまま使える手軽さが最大のアドバンテージ。配合設計をプロが担当し、ビタミンC誘導体や抗酸化成分といった相性抜群の“補欠プレイヤー”まで入っている場合もあります。ただし価格は単価当たり高めに設定されており、使用しているヒアルロン酸の純度や配合量はブラックボックスタイプ。さらに、フレグランスや増粘剤がプラスされている製品も多いため、肌が敏感な人は要注意です。

結局のところ、選ぶ基準は「スキンケアをどう楽しみたいか」に尽きます。配合の醍醐味を味わいたい、コスパを意識したい、成分の純度を最重視したい──そんな想いが強いならパウダーが最適でしょう。「とにかく忙しくて時短」派には既製セラムも大いにアリです。

どちらを選ぶにせよ効果は実感できますが、オリジナル処方で本格的な効果を目指したい人は、パウダーの可能性をぜひ体感してみてください。肌の今+明日の声に寄り添い、贅沢な“自家製セラム”を生み出してくれる、それがヒアルロン酸パウダーの持つ魔法です。